新左翼自らが新左翼運動を振り返るって点では比較的読みやすい本かなー。
内ゲバとかおこして何で過激化したのかの分析。
自分たちだけが正しいという党派主義とか、硬直した反知性主義。
時代についていけなかった左翼運動の総括とか。
あと労組に対して経営側がきっちり運動分析して対抗したのに対して、左翼側が労働者は付いてくるだろ(俺達が正しいし)的な甘い分析であっさり見放されてどんどん弱体化していったとか。
- 作者: 渡辺一衛,大薮龍介,塩川喜信
- 出版社/メーカー: 新泉社
- 発売日: 1999/09
- メディア: 単行本
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