語られなかった敗者の国鉄改革

国鉄改革のもう一方の当事者である国労側の人間が書いた物語。
世間の流れを読みきれずに執行部が後手後手にまわり、さらに民営化は認めるけど何とか発言権は確保しようと最後の最後で民営化を認めようとしたら、残っていた超強硬の運動員に死ぬほど罵声喰らってゲームオーバーという末路。
内部では大多数の国鉄職員はさっさと民営化への準備をすすめて(それを望んでたかはともかくとして、今さら反対してもしょうがないし)、世間は国労の反対運動にまったく共感してくれないし、さらに内部の運動員からは執行部はダメだからもっと死ぬ気でやれというどこにも逃げ場がないなかで頑張った方の回想記です。

語られなかった敗者の国鉄改革

語られなかった敗者の国鉄改革