奥多摩で山岳救助やってる方が著者。
奥多摩はアルプスとかに比べて低山だし、雪も少ない。
でも森林限界以上の山がないのでヘリからの捜索が難しいし、人気の山でもないので人が少ないしさらに油断も加わって毎年のように何人も死者(と怪我人)が出てるそうな。
東京とか埼玉って地名で一見大した山じゃないように感じるけど、崖も滑落もあるし滝もあるし雪も降るので危険なんだよって再三指摘されてます。
基本は単独で入るなボケ、きちんと装備してけ、知識と経験積め、そして入るときは入山届なりきっちり書き置き残せってことですね。
単独で入って迷って遭難して行方不明のままって人が結構いるらしい。
何年か後に釣り人やら登山者が運良く白骨を発見してくれればいいけど、誰もこない方面に迷ったりしたら永遠に見つからない可能性も。
奥多摩ってことで意外に携帯が繋がるところもあるらしく、それで軽い気持ちで入ったはいいが出てこれない人から連絡がくることもあるとのこと。
金副隊長の山岳救助隊日誌―山は本当に危険がいっぱい (角川学芸ブックス)
- 作者: 金邦夫
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