- 作者: 女子プロレス研究会
- 出版社/メーカー: 文芸社
- 発売日: 2011/02/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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本屋で発見してもちろんチェック。
なにせパーフェクトガイドだからな。
今タイトルで検索したらコマンドボリショイがブログで「突込みどころ満載ですが」って前置きしてこの本宣伝してて何か笑えたけど。
で内容なんですが・・・正直微妙・・・。
いや確かにやたらマニアックなとこも押さえてるんですよ。
とんでもなく古いアメリカの女子プロレスラーの解説とか、ルチャで活動してる海外レスラー紹介とか。
日本女子プロレス初期のレジェンドで写真しか残ってない人の解説もあったりして。
で女子プロレス界の流れとか、今の団体がどんなのがあるかとか。
あと技の紹介コーナーとか現役プロレスラー名鑑とかインタビューコーナーとか。
ただコーナーごとのレベル差というか、ターゲットが違いすぎね?っていうね。
技紹介とかは正直有名どころ(漏れてるというか未記載多いけど)、と恐らく現役方面に絞って(引退した人も多いけど)るのかなーとは思うんだけど正直網羅してるわけでもないしページ数の都合で無理やり収めましたみたいな。
の割にはやたらマニアックな海外レスラー紹介があったりして、それ見て喜ぶ人は技紹介見て何この適当さって思う人もいるんじゃないかなーと。
女子プロレス本ってめったに出ないし、というかプロレス界自体下火だしそういう意味では貴重なんですが。
いまいちこれ誰を対象にしたの?っていう微妙な本なんですよねこれ。
あとお家騒動とかそういう方面期待してる人はまったく書いてないのでそういう本じゃないです。
一応全女分裂とかそういう話はちらっと出てますが、誰が抜けて全女分裂しました。
団体が新しく出来ましたくらいしか書いてないです。
まったく個人的にな思いなんですが自分の見てきた女子プロの魅力ってもう情念ドロドロの真っ黒い人間関係だったりの部分だったりするんですよね。
もう裏側見たら真っ黒でそれがリング上でガチの喧嘩マッチになりましたみたいな。
この本で書かれてる女子プロってすごいきれいなんですよ。
最近の団体ってあんまりそういうカラーあんまりないからなのかも知れないけど。
アイスリボンとか仙女とかそうなんですけど地域密着とかそういう方面が多いじゃないですか。
プロレス界の現状って意味では正しいというか成功しつつある流れでそれに異議があるわけでは全然ないんですけど。
ただパーフェクトガイドって書いてあってこのタイトル付けててそれはどうなのかなーとちょっと疑問に思いました。
まあ因縁バリバリの話は出せない部分も多いし、書けるのかっていうと微妙なラインもあったりするとは思うんですけどね。
女子プロレスファンは不満はあっても買いだと思いますよ。
悲しいことですが正直こういう本が何冊も続々と出てくるのは難しそうですし。